多様決コンペ

多様決とは何か

イイネという赤いシールを3枚、ヤバイネというという青いシールを3枚、シールは1枚1万円相当で、参加者はそれぞれ合計6万円相当の資金をもち、投資してもよいと思える作品にシールを貼る。ただし、作品の価値はイイネとヤバイネの掛け算で決める。

以上のルールを制作の前に宣言して、「マウ族のオートポイエティックデザイン」ワークショップは開始されました。

「いいね」ボタンだけをもつシステムは、「いいね」を誘導するための単純な内容と、多様性を排除する圧力を環境として発生し続けます。単一のパラメーターで評価されるゲームの中では、プレーヤーがいかに多様なアイデアをもっていても、結果は一次元の数直線の中に閉じ込められます。多数決のフレームの中ではどんなものであれ、善い人悪い人、幸福不幸、といった二項対立的な価値空間に配置されるしかありません。売上、視聴率、選挙等々、この単純な方法が世界を埋め尽くしています。

多様決は、多数決への批判をこめて設計された新しい評価メソッドです。複数のパラメーターをもち、それを乗算することによって、たとえイイネを100集めても、ヤバイネが0なら、評価は0になってしまいます。

ひとの好感を誘う作品はイイネを集めるし、刺激的な作品はヤバイネを集めますが、それを同時に集める作品は、ひとによってはイイネだがひとによってはヤバイネというきわどいエッジにあります。多数決は静的に定まった方向性を提供しますが、多様決は動く標的を追うような運動を喚起します。

多様決評価は、制作に先立って宣言されます。メディアの中で個々人が何を作るかは個々人の資質だけではなく、メディアがもつ潜在性に左右されます。ネットワーク社会のアーキテクチャ、ワークショップデザイン、制度設計において、多様決の考え方は応用できるはずです。

参考:http://cambrian.jp/anzai/mixi/diary/185531111.html

マウ族多様決コンペ得票結果

多様決1位から3位まで、
イイネ、ヤバイネ、それぞれ単独での1位から3位まで
以上の条件をクリアする作品です。

マウの長い洞窟

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9*25=225 グランプリ
多様決1位
いいね5位
やばいね2位

MAU男子のモテ基準

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8*15=120 2位
多様決2位
いいね6位
やばいね4位

マウのお祭りのときに飾るもの

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5*18=90 3位
多様決3位
やばいね3位

マウ常用漢字

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26*2=52 イイネ賞
多様決5位
いいね1位

マウのお菓子メイク

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1*31=31 ヤバイネ賞
多様決7位
やばいね1位

星めぐりのうた

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23*1=23
多様決8位
いいね2位

マウ族の織物

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13*0=0
いいね3位

マウ化粧進化論

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13*4=52
多様決5位
いいね3位
やばいね8位