あったかもしれない、あるかもしれない人間の様態、可能世界のミームを考えるのが可能人類学である。現世界を生きている人類は、人間の可能な様態のひとつを生きているにすぎない。ミームのブートストラップをほどいて、もう一度リブートする行為をわたしたちはrememe(リミーム)と呼び、通常れめめと発音する。たとえば「民族料理をれめめする」というように用いる。
「れめめウィキ」は、潜在的人類を網羅し、あるかもしれないすべての知識をあらかじめ含む万能の百科事典である。テキストはあなたを含めた全人類の脳の中にある。
「れめめウィキ」は、東京大学情報学環「カンブリアン講義」と、武蔵野美術大学基礎デザイン学科「オートポイエーシス論」におけるワークショップとして少しづつ成長し、今年も基礎デ生の脳の空騒ぎがあらたなる語彙を発掘した。
 あせへぶい
 うつうそよ
 ちもてず
 ててろぱ
 とぶぉんぞ
 ねだお
 はたおのこ
 ぱぺぇむ
 ひのぱくし
 ひょのず
 ぴおせはそじ
 ほさみほめ
 ほょぁ泣く派
 めびで
 ナホバ・パクシ
 ニエピ
 ホョァナクハ
 ラズョゾォ
コンペティション
コンペは、参加者それぞれが、三つのイイネ(♡)と、三つのヤバイネ(♢)を投票。
♡は好感のもてるもの。♢は、嫌い、怖い、キモイ、しかし気になる、という影の評価。
得点は、♡×♢ で決める。♡を集めても、♢がないとゼロになってしまう。多様決の思想に基づいた評価である。
						