触覚的自我 ムサビ2022全作品(講評用分類)

武蔵野美術大学基礎デザイン学科 2022年10月14日
講評時の話題に沿って分類したものです
(memoは図説の要約)

部分 目・眉

032


memo:自我は感情 左:笑っている 右:泣いている 目は~でつながっている
紙のアウトラインが 笑っている口角や頬、泣いている表情筋


020


memo:眉は感情を握る 対する人、出来事、モノ ごとに感情をもつ。


011


memo:目とまゆを触ったときの骨格 メイクをするときを思い出しながら。

部分 耳

021


 

memo:横顔。すごく小さい耳が、視界がなくなった瞬間、尊い自分の一部と感じた。
こんなに大きな脳を細い首で支えている

部分 髪

022


memo:適当に貼った紙が、癖毛らしい。心臓。中心からずれて、動きが出た。
ちぎったアウトライン


031


memo:一番触っているのは髪の毛 髪をちゃんと乾かさずに寝たときの寝ぐせ

接触 触れ合うところ

010


memo:自分以外のものを触っているところに自我を感じた。自分が点線の上からのぞき込んでいる。基準の机の側面。おしりの骨の痛さ=トゲ


026

memo:なにかと接している部分が温かく感じる そこが自分なのだろう
左手 組んだ足 右手 小さいまる


030


memo:自分の体と触れているもの同士の間に生じる圧
アイマスク アイマスクの耳 背もたれと背中 背中と服 脇 ひじ
椅子とおしり ひざの裏 お尻とズボン

接触 内面 外見 化粧

028


memo:他人に見えているのは体の一部。目はあえて付け足さなかった。
くしゃくしゃ:洋服 中心にピアス


005


memo:脳内のいろいろ と 周りからみられる特徴的な私  泣きぼくろ


009


memo:アイマスクをして完成


015


memo:化粧や服で飾らない素の自分 すっぴん


018


memo:自分の特徴 猫背 スマホ 足を組むくせ アザ 自己顕示欲


034


memo:自分の顔に紙をあてて形をとり、原寸になるように顔の部位を配置
mask=自分の顔を覆い隠しているイメージ と 外向けの仮面

感覚 痛み・歪み

004


memo:触った感じというより、痛覚。片頭痛 まぶたの重み とげの刺さった感覚 歯ぎしり足のうらのじんじん


023

memo:ねじれの背中 怪我をしたあとの背中の筋肉の非対称性を可視化

感覚 乾燥

033


memo:パリパリ乾燥している唇 角度やサイズを触覚をたよりに感じて作業

感覚 やわらか じんわり 眠い

006


memo:ふわっとした髪や服 が自分自身をあらわす


029


memo:じんわりと肌と密着した感じのあるパーツをとりあげた
眉 目 目がしら タートルネックは皮膚の一部 マスクの上の部分はじんわりを超え始めた不愉快な感覚


008


memo:表情の乏しい顔 加えて眠い 寝たい願望から布団

感覚 におい

017


memo:愛犬のいいにおい 犬の匂いを嗅いでいる自分 右下が自分で あとは犬

感覚 非対称性

002


memo:視覚・触覚・聴覚「左側が弱い」

構造 自我の形

007


memo:自我の3段階
1 重い頭 2 階段を駆けまわる 3 その重みと騒がしさにため息


013


memo:人の形を保てないので、人からかけ離れたものを意識した。
なんかもやもやみたいな白いもの 黒い三角は、なんか良くないもの

構造 輪郭

019


memo:横顔 輪郭だけ光があたっている感じ(逆光?)
枠にとらわれる長方形が嫌なので切った


003


memo:自我の輪郭 耳 アゴとエラ、耳の後ろからの首

構造 写像

012

memo:視覚は平面に還元できるが触覚は立体的。脚はひっくり返してはりつける。
すべての面が正面になるという触覚の特殊性。

自我の消失 矢印

001

memo:雨、水滴を表現 矢印


024

memo:アイマスクをすると方向があいまいになることの恐怖 矢印

自我の消失 静物画

025

memo:アイマスク 瞑想 意識が飛ぶ 蝶 鳥


027

memo:花瓶のなかの満開の花 風で花びらと葉が落ちる

自我の消失 ブリコラージュ

014

memo:はじめに(無目的に)切った形から顔のパーツを集めた


016

memo:はじめに切ったものを線とした いつも描いている目(横)と星