自治医科大学の講座「臨床と哲学2014」(稲垣諭担当)にて、三週にわたる触覚的自我ワークショップを行いました。日ごろ解剖実習で人体の内部に触れている医大生が、内側からの触覚をたよりに自分自身の像を構成していく作業は、かれら自身の身体概念に医学とは異なる次元をもたらしたようで、そのことは作品に添付された「作者による解題」からも読み取れます。ワークショップ三日目は、いくつかの特徴的なテーマから全作品を分類し、個々の体験を相対化しました。(安斎)
実施日:2015/1/22・1/29・2/12
協力:市川みづ樹 小林なつみ 中村理恵子