ワークショップ:安斎利洋
ファシリテーター:市川みづ樹・小林なつみ
協力:淺田義和
全作品(講評用のテーマによって分類)
1 身体の部分
●手
001
001
確認しながら作れるもの(対象化できるもの)>対象
045
045
血管などでこぼこを表現
082
082
指 「何げなく反対の手に触れられてその存在は無視されがち」
●四肢
086
086
背中 膝 足首 >紙を折る
106
106
服 手 足 立体
098
098
手足、髪 立体 「右をよく使うので大きくした」
●髪
049
049
顔 髪 (上手)
073
073
髪に顔が埋もれている
069
069
手で触れることのできるうしろ姿 頭部と腕 髪 リボン
083
083
顔 目(触覚的) 目のでっぱり 眼球の丸み
107
107
胸像 「3Dで表現してしまった」 立体
●頭の存在感
081
081
頭 首 実習続きで頭が重い自分
117
117
全身 顔がでかい 立体 目あり 台紙からはみ出した足
●顔
010
010
目 唇はでっぱっている
011
011
目(細い) パーツは穴 エッジの凹凸
013
013
014
014
ほっぺたが大きい
019
019
唇
025
025
横顔 プロフィール >輪郭
029
029
腕 手
036
036
目
041
041
何を問われているのか分からなかった
048
048
ほっぺ
051
051
横顔
053
053
前髪の奥行
060
060
目なし 耳
066
066
目あり (芸術的でないがうまくできた、という本人の感想)
●顔
034
034
>面白い絵
054
054
自分が塗っていた口紅をつけた
105
105
立体 手の感触
●全身
047
047
演劇中
056
056
080
080
手が大きい
087
087
「うまい」
092
092
●全身
065
065
090
090
途中で左右対称でないことに気づく (かわいい絵)
2 表現
●表裏
003
003
紙の表裏 顔の表裏 裏側から見た顔
042
042
横顔 現在の私と小学生のころの私 >時間
088
088
工夫 触覚的写像 口まわりの複雑さ 鎖骨のためにあけた穴が後ろから見える
面白い絵
●折る
033
033
切り絵 >紙を折ってから切る
058
058
>丸 >紙を折ってから切る
091
091
全身 + オーラ >紙を折ってから切る
119
119
全身
心臓 左右の腎臓 左右の肺 膀胱 >紙を折ってから切る 左右対称
099
099
折り紙 鶴「とりあえず折り紙したかった」 囲いはアイマスク
103
103
折り紙 鶴 白と黒 心の葛藤
●丸
004
004
丸を作る 丸を作ろうとしても作れずいびつな形のままなのが自分か 折った紙もある
>紙を折ってから切る >丸
012
012
体を丸の集まりとして表現 >丸
063
063
暗くて怖かった 丸が中心 >面白い絵
●触覚表現 ちぎり 揉み 傷
040
040
>顔 目のくぼみ 凹凸 硬い:鋭く 柔らかい:波線 >平面化 >記号化
052
052
ほっぺたの季節変化 白は湿気の多い季節 黒は乾いた季節
055
055
全身 人のカタチに 白黒を貼り重ねる 自己の内面 ちぎり絵
057
057
全身 脈 心 ちぎり絵 しわ紙
118
118
全身 黒い紙にはさみで傷をつけて体を描いている 「体の周りにある黒は自分自身」
027
027
机 上肢 体幹 机の平面と机の角が離れている ちぎり絵
077
077
全身 ちぎり絵
●シンプル
017
017
唇
031
031
世界 自分
070
070
鼻 耳 口
3 視点
●幽体離脱
023
023
机 作業中の自分を俯瞰
024
024
作業中の自分を俯瞰
039
039
電気? 机に向かって授業を受けている遠くから見た自分
●時間・経験、係累
030
030
人生の始まりの点 終わりの点 経験してきたこと ピアノ (おわりの点がはがれてしまっている) >時間 記憶 経験 ちぎり絵
006
006
顔のパーツを 父と母の遺伝でたどる >遺伝
●なぜに自我
015
015
実家で飼っている猫
018
018
そこらへんにあった懐中時計
078
078
グランドピアノ? とりあえず身近なもの
102
102
顔 >立体 「自分が表現したものはすべて「自分」ではないかという境地に至り」
109
109
火山 噴火 マグマ
4 構造
●断片化
008
008
自我はひとつだと思ったので、ふたつの断片を重ねた >断片
044
044
顔 顎が分離している 頚部も アイマスク
064
064
全身 足が分離
116
注:作品は、袋に入れた断片として提出された。あとで、撮影のための配置を書いてもらった。
116
鼻 唇 耳 鎖骨 頭から項 髪 あご それぞれの部分がばらばら。(袋に入れて提出された)
●接触面 感度
061
061
外部との接触面
089
089
全身 反応のよいところ(感度の高いところ)を黒で表現 頭部(髪、口) 手 心臓 性器(感度もそうだが、トイレに行きたくて存在感を増す)
100
100
足のうら 前腕 背中 「触ろうとしなくても触っているもの」 >立体
●空洞・空白・腔
016
016
おなかがすいている=空間 >全身
059
059
髪 アイマスク アイマスクは空白 髪 時間を教えてくれて安心した
072
072
触覚で感じる部分のみ 「腔」はなにもない空洞
手足 基部末端が強く感じ、その間は細い
座っているために骨盤・下肢が詳鮮
精巣 部分の分離
074
074
髪「かみがなびくとき空洞があるように感じた」
腕「何回も折れ曲がるアーム」
「腹痛」「空気があたってもやもやする」
手「空気の流れ方からイソギンチャクのようなものをイメージ」
脚「ものすごく細いもの」
「骨盤の間に空洞を感じた」
●管
097
097
「触ってみると私は円柱だった」
104
104
全身 立体 パイプ状の鼻腔と体内
何によって認知されたか。 目:アイマスク 鼻腔:吸気 口:唇 体内:吸気 背部:座面 脚:服 足:圧迫されている
で認知 など
110
110
上半身を立体で表現 セーターの上にダウン ざらざらの上につるつるの重ね着 触感
111
111
全身 立体 顔はなし
114
114
ザラつく首 円錐の頭部 立体
5 環境
●音
007
007
全身 耳に入ってくる音 心臓の音 >音 >全身
028
028
机 うで 音 人の気配はぎざぎざ >気配 >音
076
076
黒ベースの上に、外部のさまざまな対象
はさみの音 物が落ちる音 椅子の角張った感じ 後ろから風 後ろから鋭い音 低い音が壁のよう
何も感じない外部(黒ベースの外)
●周囲
005
005
自分の身体 そのまわりの音 人の気配 そのまわりの自分の意識できる範囲 >周りの世界の層
009
009
手が届く範囲 頭・胴体(手で触れてわかる部分) 足が届く範囲
他人と手をつなぐ感触 自分を傷つけようとするもの
>周りの世界の層
108
108
目を閉じていると、浮遊感。自分がまわっているのか世界がまわっているのかわからない感じ。>周りの世界の層(不安定な中心)
094
094
体幹 心臓の鼓音 外界との連絡路
「自我を表現すると考えた次の瞬間には、外の世界とのつながりをどう表現するかを考えていたことに驚いた」
●社会 記号
021
021
ひとりの自分 集団を率いる自分 集団を支える自分 家族に囲まれた自分 友人と二人のときの自分 >面白い絵 >社会
113
113
「自分は盲目であっても何かしらで社会に貢献したい」「まわりで紙を切る音がしたことから、あたり中に小さな紙片が散らばっているのではないか」「くず入れを作ったらいいと思い作成した」 立体 白と黒の箱
6 心
●感情
002
002
感情の滝 消し去りたい過去 流れ込む名付けられないさまざまな感情 感情を心に運ぶ川(感情が触覚的対象)>感情
043
043
いろんな感情が内面にあるから紙のしわを使って表現 成功 失敗
ちぎり絵 しわ紙
071
071
全身 血しぶき 頑固、怒り、混乱 の3つの頭部
●心
020
020
何をすべきかわからなかった 心 中心部に自分の顔 >心
022
022
もやもや(心)と 自分のおなかをつなぐもの >心と体
032
032
全身 白と黒の層 人の心の光と闇
037
037
心の中にある闇 周囲に吹き出し >心
068
068
全身 それをさわる手 心オブジェクト 手だけは立体
079
079
全身 心
096
096
まるい感じ(楽しいこと幸せ、しかし頭の上にあって気づかない)
心に穴 悩み 悩みなどをネックレスにする >心の形象
115
115
白い棒:自分の中で変わらないもの 3本それぞれ別の方向に歪んでいる
黒い丸:邪悪なもの 欲など
心の中を他人の覗かれないように遮断する覆い。
心の中 立体
●笑う
038
038
顔 笑顔 >シンプル
075
075
全身「口角を上げるも、心はない」「ペテン師が笑うころに」
050
050
笑顔がたえない社交的な自分と 本当の自分(笑ってない) >社会
7 触覚独特の世界
●触覚的輪郭
026
026
輪郭がにじんでいる >輪郭
046
046
顔 髪 面としての輪郭 裏地が黒いのは人の心の闇を表現 >心 >面白い絵
085
085
体のパーツ 心 黒い輪郭は自分とそれ以外との境目
093
093
全身 ちぎり絵 柔らかい体の輪郭を紙をちぎって表現 髪も 爪は先端が鋭利なので鋏で切る 折り目は関節 技巧的 怪我をしていて、痛いところを伝える目的で作った 怪我は自分にとって異物
●非視覚的配置
067
067
触覚的な空間レイアウト? アイマスク
035
035
全身 床 空気 >面白い絵
084
084
顎 首 服 眉 目なし 立体を頑張って平面化した >面白い絵
●視覚からの離脱
(最終的に視覚を想定していることについて)
062
062
顔 輪郭 触覚効果としての絵か、視覚効果としての絵か、という問題 表現の問題
095
095
頸椎の棘突起(きょくとっき) 頭の中にある像に邪魔されないために、あえて像のない頸椎の棘突起を描いた。 視覚の束縛
101
101
頭につける予定のパーツ >立体
「見えないとわかっていても作業している方向に目線を向けている」>視覚の束縛
112
112
全身 立体
時間が圧倒的に足りない 理想図つき
そもそも「絵とは見る人が見るものだから2Dで形を表す、っておかしくない?」
3Dor2Dで形を表すのはおかしいなと思い、、、
(触覚的自我WSが、視覚的アウトプットをめざしているという矛盾を言っている?)