この世が海や火山や雲や川や石ころだけでできていた頃
風景に見飽きた神様が「もうちょっと退屈でないものを作ろう」と思いたった
細胞になる
神々は集って輪になり、ワペラをめくりはじめる。輪になってペラペラめくるから「ワペラ」。神々は退屈な法則だけで退屈でない変化を作れるか、実験をはじめる。退屈でない変化を「生きている」と名付けた。
1) 両隣の値を見る。
2) 両隣と自分の値から、次の時刻の値を計算する。(この変換のしかたが、ワペラのふるまいを決める)
3) 合図と同時に、計算した値のページをめくる。再び 1)へ帰る。
遺伝子をみつける
まず、2の変換を「両隣と自分の値の平均値をとる」としてみよう。(小数点以下は四捨五入する)
これはけっこう計算がたいへんだ。そこで、3つの値の和から、次の状態を決める参照表=ワペラコードを作っておくことにする。
0011122233344455566677788899
これはまたたくまに、変化が止まってしまった。
平均のほかにも、いろいろな変換表が作れる。たとえば、
1122233344455566677788899999
1112223334445556667778889900
などなどを表に書き入れて、みんなで共有する。これはいわば、ワペラの遺伝子だ。
さてこれらの遺伝子は、生きられるか。
そもそも、生きている、ってどういうこと?
ある遺伝子は、何回かやってみると動きが止まってしまう。
ある遺伝子は、動き続けるが、でたらめな数列がどんどん生み出される。
ある遺伝子は、繰り返しとでたらめがうまいことまざって、数を読み上げるとラップのように調子が良い。
ワペラシミュレーター
計算もページめくりも疲れてきたので、コンピュータにまかせてみよう。
ワペラシミュレーター http://cambrian.jp/anzai/caws/CA1D10.html
ワペラシミュレーター(突然変異版)http://cambrian.jp/anzai/caws/CA1D10S.html
1012131415161718191012131415 1Xアグライア
0011171961418155323111121411 ヒラヒラアルゴス
0012223313444551566677978889 スパスパケルベロス
0121314815161711191911017165 石器時代の人々ウラノス
0011122234567555666279788789 ロボット生命クレイオーモダンⅡ
0011822234331455566846777899 シロクマリューク
WAPERAワークショップで発見されたレアな遺伝子集
2009~2012 編集中
東大2010
ムサビ2013
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