Speculative Workshops
すると、モノたち同士が別の関係のしかたでシステムをなす別様の世界が多数見えてくる。そのような外の世界に思いをはせることによって、現世界のなりたちの偶然性を逆照射する戦略が、思弁的ワークショップだ。
汎宇宙ポルノ
22世紀恋愛論
絶滅のあとに
出土品としての現在
ワークショップ「絶滅のあとに」は、次のような世界観を設定しています。
- 1000年後、人類は絶滅している
- 絶滅前の人類は現実世界をことごとく仮想化してしまったため、人類の外部記憶=ミームはほぼ失われている
- 絶滅のあと、21世紀の遺物を発掘する未来人(人工知能?、他の生物種?、人類が改造した人類?)がいる
- 21世紀に作られた人工物は、記憶が断絶した未来人によって、何のためのものでもないオブジェクトとして再解釈される
ワークショップデザイン: 安斎利洋+中村理恵子
2019年9月~12月 東京経済大学(コミュニケーション学部)
関連ワークショップ
3020年卒業制作展(国分寺ムサビ遺跡卒制コンテナから)
2019年10月18日 武蔵野美術大学基礎デザイン「オートポイエーシス論」
地球外生命《ぬ》との芸術交流プロジェクト2016
2009年に東大情報学環で議論された《ぬ》を、人工知能の話題がうずまく2016年、ムサビ基礎デザインで再起動する。
《ぬ》2009
箱根山中に飛来した地球外生命《ぬ》との芸術交流は可能か。
人間は、ヒト以外の生物の表現に共感できるのか、またそれはアートなのか。
宇宙人にも通じる「普遍芸術」という考え方は、なにをもたらすだろうか。
(東京大学情報学環2009, 武蔵野美術大学基礎デザイン2009)
マウ族
アフリカ大陸マウ川流域に暮らすマウ族は、階層的思考をしない独特の文化をもつ。武蔵野美術大学オートポイエーシス研究チームは、マウの生命的な造形思考に迫るため、マウ族を模倣する制作実験をはじめた。という設定で行ったワークショップ。
(武蔵野美術大学基礎デザイン2013)
たぶれ
BMI装置「たぶれ」が作られたとき、表現はどのようなものになるのか。人間が人間の脳を書き換える段階に達したとき、はたして芸術は可能だろうか。
(早稲田大学文化構想2009, 武蔵野美術大学基礎デザイン2009)
ケータイのない未来
ケータイ電話が「ケータイとはなにか」を自分自身で書き換えながら進化した20年後に思いをはせたワークショップ。
(武蔵野美術大学基礎デザイン2009-2010)
なゐ族
たまたま台風の日に生まれたある生物個体の寿命が一日だったとしたら、彼にとって馴染み深い自然は台風だ。自然とは環境と適応の関係であり、どんな環境も「なつかしい自然」になりうる。もしわれわれの住む地上が日常的にM9クラスの地震に見舞われるとしたら、それを自然とするヒトも可能ではないか。その場所で、人間はどのような生活、文化を築くだろう。2011年4月、ムサビ、オリエンテーション枠で即席に行ったワークショップ。
(武蔵野美術大学基礎デザイン2011)
潜在的人類の設計
人類の「別バージョン」をたくさん作り出してみよう。
(武蔵野美術大学基礎デザイン2011)
仮想性別Ω(おめが)
もしもヒトの性別が3つだったら?
「おとこ」♂
「おんな」♀
「おめが」Ω
(武蔵野美術大学基礎デザイン2013)