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プロフィール

安斎利洋
Toshihiro ANZAI

1956年東京生まれ システムアーティスト
ペイントシステム、自律的なイメージ生成、協創的ワークショップなど、生成システムの構築に一貫した関心をもっている。

1980年代より、セルオートマトンなど自己組織化による形態生成に取り組みながら、質感表現に適したペイントシステムを作る。1987年より〈スーパー・タブロー〉(サピエンス)のソフトウェア開発を担当。当時標準的なフルカラーペイントシステムとして普及した。それらのペイントシステムを用いたCG作品や、Rambrers (1993)など自律生成される作品を制作する。日経コミュニケーション(日経BP社)表紙を6年間担当(1991-1996)。
1990年ごろからネットワークコラボレーション〈連画プロジェクト〉を中村理恵子と開始。海外で評価される。2002年にグラフ構造コラボレーション空間〈カンブリアンガーデン〉を開発してからは、その上で作動するポリフォニックな連画表現形式である〈カンブリアンゲーム〉を定期的に仕掛け、現在も継続している。
協創的絵画のための技術開発として、五島プラネタリウムをまるごとライブペイント空間とした〈マジック・ケプラー〉(1998)、P2Pペイントシステム Interwall (2000)、〈砂絵交信器〉(2000)などがある。2003年、絵を交配することによって無数の絵を生成する遺伝的絵画生成システム〈タブラピクシマ〉を開発。これを用い、中村理恵子と顔の絵を交配し、無数の顔の絵を生成する〈顔ポイエーシス〉(2003)を発表。
2008年から〈作動する創作システム〉をワークショップデザインとして考えはじめ(システムアート論)、〈触覚的自我〉〈可能人類学〉などをシリーズで展開。また Narigram (2014)など、ワークショップのためのシステム開発を行う。

東京大学大学院情報学環非常勤講師 2008-2011
武蔵野美術大学基礎デザイン学科非常勤講師(オートポイエーシス論)2008-
東京経済大学コミュニケーション学部客員教授 2018-

 

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