●昨夜の夢 マンダラの根
古い御屋敷跡かお寺の様な建物の中、確か僕は前にも来た事がある。ぐるりと
簡単に回って、さて帰ろうとした時、擦れ違った巫女さんが、「松の根をぐる
りと回して〜」と謡っているのを聞いた。情けないことにそれで初めて気付い
たのだ。
そこには樹齢何百年という古い松が一本あった。地上に露出した根が幹の様に
なって長く伸びていたのだが、その根を建物の中に引き込んでぐるりと回した
のだ。幹の様に太いがデコボコと節くれ立った根に、つっかい棒をして壁沿い
の天井にぐるりと、建物の内周に一周させている。根の下には板を貼り、根に
沿って歩ける通路となっている。僕は友人と改めて回る。なかなかのものだ。
根は内部を一周させた後、今度は外周を回す積もりだったらしいが、そこで切
れたと、これも巫女さんの謡で知る。その根を這わした時に記者会見した大学
教授の話しが聞こえてくる。「著しく生命力に長けたこの松の根をいずれ分け
根して貰って、自分の家の庭に植えたいものだ。ハハハハ」。その建物は昔は
皇族の住まいだったと友人が教えてくれる。窓から外を見ると路地を挟んで、
そこに壁跡。昔は一般人はそこまでしか近寄れなかったという。外からは、そ
の一角だけから障子に映る松の姿が辛うじて見え、正月など縁起物だから近所
の人が有り難がって見に来たらしい。窓からは折しもお嫁入りのご近所周り。
まだこういう習慣が残っているんだなぁ。僕たちは外に出て、外もなかなか寂
れた雰囲気のある屋敷の外道を歩き、先ほど窓から見えたお嫁入りを見に行こ
うとする。(〜夢)
3日前に苺の親株から出来た二郎三郎を苗分けして植え替 えたんです。親株はもう次ぎの年には枯れ、直系の太郎は病気も受け継いでる ので、その次と次が良い苗なんです。ところが、植え替えた苗は殆ど枯れた状 態で・・・・大枚8千円分の苺が一年で終わりそうなんですよぉ。 能登