1996/01/11  COCO 夢から醒めた夢



(夢)昼寝の夢。お正月の家。ウチの台所の向う側には夫の親戚と 私の祖父母が住んでいる空間がある。ちょっと見ると、立派な日本間だ。 台所で暫く会っていなかったおばあちゃんに会う。おばあちゃんに「いくつに なったの?」と聞くと「今年77歳。77歳になると来年まで生きられる確立 は48%だからねぇ。あとどれくらい生きられるか」という。そんなこと言わ ないで長生きしてよ、と思う。大体私の夫のお父さんは76歳だけど仕事してシャキ っとしてるのに。

私は昼寝から醒めて、ソファにぼんやり座っている。目の前のテーブルには ようかんがある。そのようかんは普通に切る半分くらいの薄さに切ってあって また横に3当分のたんざく形に細長く切ってある。ようかんはこう言うふうに 少しづつ切って食べるのがおいしいと思う。私は昼間に入れた醒めたお茶をのみながらその ようかんが食べたいと思う。夫が近くのスタンドに石油を買いに行って戻って 来た。足音が聞える。(終わり)

起きてみると夫はまだ帰っていなかった。そして5分後くらいに帰ってきた。 さっき夢で飲んだはずのお茶もそのままだった。私のおばあちゃんはもう23年前に無くなっています。



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