家に、暴力団関係者とおぼしき人がやってくる。突然、「7億円持っている
はずだから、それをよこせ」と言われる。僕の仕事は塾の教師なので、小学生の
ために「11億−3千万=」といった問題のプリントを作ることがある。それを
見て、億単位の金を持っているはずだと思ったらしい。「そんな金、ないよ」と
言いながら、なんだか煩わしい気持ちになる。持ってもいない金のために、留守中に
家を調べられたり、あちこち覗かれたりするかもしれないと思うと、ひどく
うんざりして、「そんな金があるなら、やるよ」という気分になるが、実際には
ないので、これから先面倒なことがたくさんあるのかと、嫌な気持ちになる。
8月1日、東京都現代美術館で、見た夢
「取り付け式のしっぽ」というのを手に入れる。冗談半分に腰にあてたら、
体についてしまった。外すためには、ハサミで切らなければならないが、
とても痛いような気がする。手元には、未使用の「取り付け式のしっぽ」が
まだ数本残っている。(人にやっても迷惑だし、持っていても使いようがないし)
とても困るのだけれど、どうしたら良いのか分からない。
1996年 8月 2日 関明夫
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