石造りの校舎の広い階段を白衣の男と降りている。男は自分の身長ほどもある乾燥ミジンコに糸を張った凧を抱え持っている。凧の帆にどんな生物種を使うかによって、予防できる感染症の種類が異なる、と白衣の男は力説するが、オカルトのようで僕は信じていない。彼はまた「NTTの番号案内には生前の番号を案内する別の入り口がある。ゲノム研究にとって大事なのはこっちのほうだ」と言う。
(2018年2月22日)
石造りの校舎の広い階段を白衣の男と降りている。男は自分の身長ほどもある乾燥ミジンコに糸を張った凧を抱え持っている。凧の帆にどんな生物種を使うかによって、予防できる感染症の種類が異なる、と白衣の男は力説するが、オカルトのようで僕は信じていない。彼はまた「NTTの番号案内には生前の番号を案内する別の入り口がある。ゲノム研究にとって大事なのはこっちのほうだ」と言う。
水越伸さんが、発酵中のパン種をビニール袋に小分けにして持っている。テーブルに置かれたひとつに手を伸ばすと「だめだめ膨らみかけたところだから」と制止される。パン種のひとつを割ると、ブライアン・イーノにつてい書きかけた原稿が開く。「イーノって音楽のほかに何してた?」と訊くので「CGやってたかな」と言いかけると、jaiさんがひとこと「オカルト」とこたえる。