(夢)
職場の窓から、火の燃える赤い光が近くのビルに反射して見える。火事か?
いや、実はこれは何かを処理(たき火みたいなものか)するために発生してい
る火である。同僚はみなこのことを知っていたので最初は動揺する事もなかっ
たのだが、火があまりにも近いのと大きいので、いよいよ避難することとなった。
私
のいる職場は倉庫業らしく、様々な商品が倉庫に保管されているので、と
りあえずこれらを運び出すことになった。保管されている自動車に乗り移動さ
せる者、大きな机を運ぶ者、倉庫のなかは行き交う人であふれている。
そんな中、僕は何を思ったかL字型の木の座椅子のようなものを手に取り、
その座る部分に片足をのせもう片足で地面を蹴って、その座椅子を滑らせて遊
んでいた。この座椅子は開発中の新製品らしく、おもしろいようにするすると
前に進む。バック・トゥ・ザ・フューチャーに出てきた「空飛ぶスケートボード」
のような感覚だ。僕は倉庫中をあたりかまわず座椅子を滑らせ、ものを運び出
している人たちをはねとばしながら「こんなんでいいのかなぁ」などと考えて
いた。
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