僕が居るのはソープランドの個室だ。僕の相手は少し崩れた感じのする若い男 性で、タレントのヒロミの様な雰囲気、勿論僕らは話しをするだけで何もしな い。僕たちは壁沿いのソファーに座っている。彼が後ろのカーテン代わりの暗 幕を上げる。窓の外は1メートル程の間隔で隣りのビルだ。少し上方の窓から 若い男性が見ていて、僕と目が合いドギマギしている。僕は彼に手を振る。僕 が頼んだサービスがやっと来た。それは中年太りの始まったパンチパーマのヤ クザっぽいいかつい男性だ。男性はお姉言葉を使う。僕は確かに男性のマッサ ージサービスを頼んだけれど、そんなに考えての事では無かった。そのサービ スは同性愛者の利用するサービスだったらしく、僕がそうではないと知って、 逆に彼らが困っている。ちょっとだけ試しましょうかと、その男性が言って、 やにわに僕のパンツを下ろし、手でぶるぶるぶると振ってみる。同性に見ら れ、しかも触られるなんて、こんなに恥ずかしい事はない。僕は気持ちも体も 縮み上がっている。どんなサービスを期待していたのかと聞かれ、逆に僕は戸 惑う。確かに何かを期待していたのだが、どうも上手く言えないし、また言う 積もりもない。もう時間だから、もう良いからと、僕は服を着る。その部屋に はいつのまにか数組の客が来ていて店の女の子のサービスを受けている。店の 子は羽衣を模したような薄い青色の服、というより帯に近いものををタスキの 様に体に巻き付けている。それが皆良く似合う。しかも綺麗な娘ばかりだ。先 ほどのカーテンがまだ開いたままだと気付くが、ま、良いか。僕はソファーに 座って居る。隣にはタレントの渡部と久本が居る。久本が渡部に、店の女の子 達は皆耳の肛門の形が似ている、と言う。耳の肛門?耳の穴の事だろうか。耳 そのものは皆確かに似てると思うけれど、耳の肛門って、一体どこだ? (〜夢)
耳の肛門って、耳の穴の事ならわざわざ字数の多い肛門なんて言い換えはしな いでしょうから、耳の穴以外の・・・何処かなぁ。
能登