1997/01/19 COCO 螺旋階段のような旅館
(夢)私は鎌倉の海岸を長谷から由比ケ浜の方へむかって歩いて
いる。途中で男1人女3人の熟年のグループがガヤガヤと喋りながら道
いっぱいに広がって歩いて
いる。私はそれを追越したいのだが、じゃまっけで追越せない。「ったく、
じゃまなんだよ」といいながら追越すが彼等は道に迷ってるようなので、
「これからどこに行くのですか?」ときく。中の一人のオバさんが住所も
なにも解らないのだが「枯木」という停留所の近くの「なんとか荘」とい
う旅館に向っているのだという。私は枯木なんて停留所がこの近所にあるの
もしらないし、右にいけば長谷、左にいけば由比ケ浜です、とかなんとか
いいながらお茶を濁していると彼等のめざす旅館が目の前にあったことが
わかった。その旅館は6階か7階だてくらいの白いコンクリートのビルで
少し裏通りに入った所だった。彼等は私に感謝して、私は彼等と別れて
歩きだしたが、なぜか、気がつくとその旅館にいる。その旅館は一部屋
一部屋が階段状になっていて登るたびに奥へ奥へ入って行く。(旅館という
よりは飲み屋の2階の座敷みたいな感じ)廊下も全部畳。で、少し下を
のぞきこむと階下も見えるようになっていて、時々温泉になっている部屋も
ある。裸もまるみえだ。
なぜか、さっきのおばさん連中が私の悪口を言ってるのが聞える。彼等の顔
はもう覚えていない。でもなんとか探し出して、説教をしてやらねばならな
い。男は覚えている、よくTVに出ているアナウンサー出身のキャスターだ。
TVでは優等生面をしてるくせに、その男はビルの真ん中あたりの階にある
座敷のこたつにいて、その旅館の経営者の家族に私のわるぐちを言っている
所だった。なぜそこが経営者の部屋だとわかったのかというと、他の部屋に
比べて所帯じみた家具=茶箪笥などがあったからだ。私はそこへ言って
「人が折角親切にしてやったのに」等とむきになって説教をする。(おわり)
またも怒る夢。それもなんだかこうして書いてみると私は酷い妄想狂の様
です。
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