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2011年度のシラバスより
文化・人間情報学特別講義 I
講義題目:メタアート
担当教員:安斎利洋・中村理恵子講座『メタアート』は、2010年開講した「アートの作り方」を一部継承しながら、作品の作り方ではなく、作品を生み出す母体としてのアートの作り方を考えます。
安斎と中村が1990年代から展開してきたコラボレーション「連画」「カンブリアン・ゲーム」の蓄積を基礎に、アートを「作ることが作ることを喚起する連鎖」としてとらえなおし、汎用の知の形としてのアートをワークショップなどを通して設計・実践していきます。
以下のような受講者を望みます。
・「作ることによる知」を専門領域に生かしたい人。
・工学を詩的に拡張したい人。
・メディアアートの次を模索する人。
・新しい枠組みの中で創作がしたい人。
・狭義のアートだけに関心のある人でない人。キーワード
メディア、アート、ワークショップ、コラボレーション、触覚、創発、ブリコラージュ、対話、システム
スケジュール
・異星人との芸術交流(ヒトを超えたアートは可能か?)
・触覚的自我(見るために眼を閉じる。盲人の練習)
・カンブリアン・ゲーム(意味の蝕。トロルとは何か?)
・セルオートマトンの中に入る(創発の内部)
・杖道とアート(古武道のひそみに倣い新たなアートへ)
・わたしのかたち・時間(自分の内に感じる日日の嵩や動きを形に)
・作動するワークショップコンペ
・マティスの機械(ブリコラージュ。幼児の練習)
・かんばせ(顔とはなにか、貌をとらえる)
web上の作業場
2008年 http://renga.com/iii/ (closed)
2009年 TABURE iii(mixi上のコミュニティ) (closed)
2010年 情報学環カンブリアン講義(2010)
2011年 Facebook上の公開ページ、グループ