1997/01/12 COCO 舎利塔についてのミーティング
(夢)数人である宗教団体の教祖に会いにいく
。教祖は女性で補佐の男性(夫か?)
が障子のある大きな日本間にいる。ある陶芸家が教祖に依頼を受けて”舎利塔”を作るのだという。
いつのまにか私はその陶芸家になっている。教祖の
女性は祭壇から”舎利塔”を出してきて参考に見せてくれる。舎利塔と
いうのはお釈迦様の仏舎利塔と同じ様なものだが、そこには信者の名前が
入るものだと説明をうける。実際に骨は入れないのだが、名前(戒名?)を入れて
その魂をそこへ宿らせるというこの宗教独自のしきたりがあるらしい。見せて貰った”舎利塔”はミニチュアの家のような形
をしていたが、無駄な形が多く、不必要な凹凸がある。教祖の女性は補佐の
男性とシャリ塔にヒビが入っていると、もめている。「このあいだ○×美術
館に貸出した時に壊されたんじゃないの?」等といっている。私は「陶器と
いうのはちょっとした湿度の違いでヒビが入る事がありますからねぇ」等と
しったかぶりをして言う。「しかし、湿度の違いでヒビが入るなどとはトン
でもない焼きの甘い陶器ですけど」と言った所までは聞いていなかったよう
だ。私はその家の形の陶器の後の部分が四角く継足してあるのが解り「これ
は名前の修正ですね」と教祖に聞く。教祖はよくわからないらしく適当に
「ふんふん」とうなずいている。しかし、教祖と男性はシャリ塔のヒビ話に
夢中になってしまい、なかなかそれが終わらない。回りで見ている人達は
いつこの2人の話が終わって、私とのミーティングが再開されるのか、イラ
イラして待っている。私はこんな宗教団体と関わるのはイヤだがギャラが
いいのだから仕方がない。(おわり)
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