rhizome: 脚本

アトムの末路

鉄腕アトムの物語の中で、四角く繰り貫かれた土のトンネルをアトムと歩いている。アトムはさっき、大きな球体を背負ってふらふら着地しながら、最近飛ぶのが難しくなったと言っていた。トンネルの脇腹に、繰り貫かれた四角い穴があり、覗くと深い崖が切りこんでいる。アトムはふっと踏み出すが、飛べないことに気づかぬまま崖の底に落ちていく。僕は茫然と彼を目で追いながら、この物語の結末は脚本としておかしくないか、と思っている。

(2018年4月19日)