rhizome: カエル

バイオアート

久保田晃弘さんの講義に遅刻して潜入し、空いている最前列の長机に座ると、いきなりビーカーに入ったオタマジャクシ状の塊を渡され、コンピューター内の変換表によって蛙にする方法を考えろ、という課題を出される。隣に座った二人の女子はリス語で相談を始めたので、それを真似て会話に混じろうとすると、豚肉を食べてる人はどうしても発音が濁る、と言われる。

(2013年9月18日)

短命のカエル

その蛙は子供で、言葉を話すことができる。彼は僕の膝の上にのって、いろいろな話をした。彼といるのが楽しかった。彼は言葉を話せるのに、蛙だから寿命が短い。彼はもうしばらくすると死ぬはずだ。だから、僕は彼となるべくたくさん遊ぼうと思っている。

(1996年3月30日)