穿孔紙ベルト

靴を脱いだまま、バスを降りてしまった。しかたなく、川越街道沿いのAPOCに入り靴を探す。女のデザイナーが、穿孔したプリント用紙を接着剤で固めたベルトがある、千円だ、と言うので買うことにする。その場で接着作業が始まり、面白いドローイングなどがどんどんたたまれていくのが惜しい。そうだ、早く帰らないと飛行機に間にあわない、と気づくが、ベルトはアクリル系接着剤が乾かないまま寝かされていて、しかもひょっとすると自分には長さが足りないような気がする。

(2005年7月29日)