1996/11/24  Yoshiko Sekiguchi 信濃路散策



比較的何度もみる夢を、昨夜またまたみたので書きとめてみることにし ました。

(夢) たぶん、何かの集団で旅行にきているのだと思う。きょうは最終日で夕方 5 時半の特急で東京に帰ることになっている。泊まっているホテルも捨て 難くすばらしいホテルで、穂高高原の眺めの良い観光道路を登り切ったと ころにある。そこで連泊していた私たちは、このホテルを離れたくないと 強く思ったが、チェックアウトしなければならないので、私と夫、なぜか 参加していた会社のTさん、あともう一人名前の不明な人の4 人で穂高の 高原道路を降りて散策することになる。
ところが、整備された自動車道路を降りた先は森林に囲まれた行き止まり で、5 時に駅で待ち合わせをしていた私たちは、駅まで森の中を歩いてい かなければならなくなる。落ち葉の中をかきわけて山を下っていくと、渓 流に行き当たる。その川原を駅に向かって歩くのだが、途中で方角がわか らなくなってしまう。 足下は、ところどころ落ち葉で色づいた道だったり、澄んだ流れの川だっ たりして、ここでおべんとうを食べたらおいしいだろうな、と思うのだが、 なにしろ5 時半には特急に乗らなければならないので、そんな余裕がない のだ。
もしかしたら、ぜんぜん違う方向に歩いているのかも知れないと、みんな が不安になったところで、会社のTさんが左の方にいけば、「中川」の駅 だと言い出す。「中川」というのは、軽井沢から峠を下って、横川の駅で 乗り換え、高崎とは違う方向にいったあたりにある町だ、ということにな っている。(もちろん、本当にそういう町があるわけではないと思います) そんなところまで歩いてしまったのか、とみんな驚く。でも、とりあえず 駅に着けば、あとは電車で待ち合わせの穂高駅まで行けるし、最低でも横 川の駅で穂高から軽井沢を通って降りてくる電車に途中で合流できるので、 安心する。
道路標識をたどって中川の町につくと、そこはとても大きな地方都市の様 相をしている。駅の周辺には、まるで東京のようなしゃれたカフェもあれ ば、場末のピンク色な飲み屋もあるといった具合だ。とりあえず、お昼ご 飯が食べられるということで、とてもうれしくなる。お昼は田舎風のおそ ば屋に入るか、それとも新築らしき駅ビルの中のビストロにするかで、楽 しく迷うが、肝心の電車の時刻表と行き先についてはだれもチェックして いないようすなのが、だんだん不安になってきて、目が覚めた。ちょうど 目覚ましのセット時刻1 分前だった。

夢の中でたくさん歩いて、とても疲れてしまいました。起きた後、ぜん ぜん会社に行きたい気がしませんでした。


「旅行代理店はこちら」リストに戻る