1996/12/05 能登 夢の中で現実
(夢)夜、閉店したガソリンスタンドにジープが一台横付けされている。道路との境
界に張られたロープには裸電球がぶら下げられ、それはジープの人が用意した
照明らしい。相当ベテランの旅人だろう。閉店したガソリンスタンドの前程安
心して車を止めて眠れる処はないだろうし、何処でも大抵ロープを張るから、
それに取り付けられる照明一つあれば、車内燈を点して車内を無防備にさらす
こともないのだ。どんな人なのか気になるが、車内にまで裸電球の明りは届か
ない、それに暗い夜だ。夜を見上げる。満天の星空。良く見ていると動く星が
ある。流星?消えない。飛行機?点滅しない。で、UFOだと結論した。しか
し僕は全く興奮しない。こんなに星があるんだからUFO位は飛ぶだろう。で
も、それがくるくると回転しながら足元に落ちてきた時には流石に少しは興奮
した。それはB5程の大きさの十文字形の銀紙で、なにやら文字が書かれてい
る。ぺらぺらだ。それでもそれがUFOかどうか僕には判断出来ない。実際に
それまでUFOを見た事がないのだから、空から落ちてきたそれがUFOかど
うか判断出来る筈がない。はっきりしているのは映画や小説のUFOとは違う
という事だけだ。それと、それが現実ということ。夢ならばちょっと面白いか
ら夢日記に付けられ、夢の解放区にも載せられるのに、現実だからそれも出来
ない。僕は一連のことが夢でないことをかなり残念がっている。(〜夢)
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