1996/10/21  安斎利洋 黒板セルオートマトン



(夢)ぼくは教師で、数学のテキストを持ってある教室に入ると、生徒達は黒板を凝視している。黒板には、人が書いたとは思えないような緻密な模様が雑然と敷き詰められている。そのなかのいくつかは、アニメのように動いている。いま、羽を広げた鳥のようなものが、右下の方から左上に向かって上昇してきて、なにかにぶつかって砕け散った。 これは、チョークの粉が纏まったり分離したりすることによって起こる、一種のセルオートマトンだ、という説明をしながら、ぼくは今日の授業を始めるかどうか迷っている。

安斎利洋 (un=an; xi=zai)



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