顔ポイエーシス みらいチューブ2004 |
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絵を描く過程をDNAとし、複数の絵の遺伝交配によって無数の絵を作っていく」…… この新しい創作手法の実験として、昨年の秋『顔ポイエーシス-ICC2003』シリーズを発表しましたが、ICCでの実験結果を絵作りにフィードバックし、システムの精緻化を図った新シリーズが『みらいチューブ2004』シリーズです。 今回のセッションは、みらいチューブでの展示(上の写真)と連動しています。みらいチューブは、2月1日開通のみなとみらい線みなとみらい駅地下コンコースに設置されたインタラクティブな大映像投影環境で、顔ポイエーシスは、開通を記念して開催されるメディアアート展覧会『in the tube』の一作品として展示されています。(展示の場所、タイムスケジュールなどは、http://www.miraitube.jp/) 平成の五百十二羅漢をキャッチフレーズとし、通り行く人が、友達、恋人、家族、自分の顔をそのなかに発見するゲームでもあります。浮遊する顔の前に立ち止まると、出会った証として<再見鍵>が表示されます。その番号を書き取っておけば、このページから同じ顔と再び出会うことができます。 顔の交配は展示期間中も続行し、みらいチューブの顔プールも進化するとともに、Webサイトにも順次追加されます。顔作品プールは、安斎、中村それぞれ個人作品同士の交配による個別のプールと、両方の種を混ぜた交配プールの3つを用意しています。これらを見比べると、民族や文化様式の生成と交差の妙を発見できるかもしれません。 |
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face poiesis (C)2003,2004 Toshihiro Anzai, Rieko Nakamura |