『On the PIXEL, Under the PIXEL』は、1995年7月から1996年5月まで、月刊誌『CAPE-X』(アスキー刊)誌上で継続した連載で、安斎利洋と中村理恵子がそれぞれ単独に絵と文章からなる連載をもち、前月の二つの絵と二つのテキストが、それぞれの作品にわずかに混信(cross talk)するという緩い連画の形式をとった。絵のリンクは、『クロストーク連画』としてまとめられ『ビジョン・クエスト1996北京』展などで発表された。さまざまな形の連画セッションのなかでも、とりわけ自分と他人の間合いが心地よく、良い思い出となった。
雑誌では、見開きの左右に二人ぶんの絵とテキストが並ぶ構成をとったが、ここではふたつの単独のシーリーズを分離したインデックスと、ページの中から関連するページにジャンプするように構成しなおしてみた。
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