一般的に牛には、善と悪、そして従順と野生という2つのイメージがあります。 中国の有名な物語「西遊記」の中や、西洋のおとぎ話し「美女と野獣」の中で牛は強力な暗黒の力を暗示するものとして 登場しています。しかし、その一方で牛はたいへん従順でもあります。天候にかかわらず、牛は一生懸命、謙虚に畑で働きます。 そこから、何世紀にもわたって人々を魅了し続けている、牽牛と織女の美しい民話が中国で生まれたのです。 西洋の人々はステーキが大好きです。2インチもの厚さのあるステーキを食べます。 日本で飼育されている牛の中には、ビールを飲んで育つものもあります。人間は牛を食べますが、 それは人間が動物を愛していないということなのでしょうか。 私たちは、牛とリンゴをどのように見分けているのでしょうか。 リンゴを食べるより牛を食べる方が心が優しいのでしょうか。 牛1頭分に値する量の牛肉を食べたことがあるか、懸命に思い出そうとしています。 昔、祖母がよく私たち子どものために、牛肉を切って蒸してくれましたが、私はいつもほんの少ししか口にしませんでした。 私は牛の尾、スネ、それにファーストフードのハンバーガーを食べたことがあります。それだけで牛1、2頭分にはなるでしょう。 来世では何に生まれ変わりたいかと聞かれたら、緑の草と答えるでしょう。そう、たぶん、牛のご馳走になるような広大な芝生に・・・