「〜車窓から景色のように連想が連想を呼んで連なる〜」

 

連画は、CG作品を電子ネットワークを通して送り合い、相手の作品を引用したり直接手を加えることによって新しい作品を作り、組作品を成長させる創作シテスムで、1992年に安斎利洋、中村理恵子両名によって生み出された。「車窓からの景色のように連想が連想をよび、連なっていくようにしたい。前の作家のテーマを、楽しんでほしい」という安斎、中村の呼びかけに、世界各国から5人のアーティストが賛同、香港を起点に一人一作品で5カ国を巡った。インターネット上でやりとりされた画像データは、「静止画、1024*1024pixel以内、フルカラーデータ(TIFFまたはJpeg)」。これを電子メールに添付して送るという内容で各アーティストに協 力を呼びかけ、わずか20日間で7人のセッションが実現した。このセッションは、1997年10月1日の日本テレコム株式会社と日本国際通信株式会社(ITJ)の合併を祝して制作され、同時に、安斎、中村にとっては、念願のインターネットを使った国際的な連画となった。なお、『GLOBAL COLLABORATION Renga1997』は、日本テレコムの広報誌『はーとびーと』10月号(140号、10月1日号)にも掲載され、同時公開される。

参加アーティスト: 
Holly Lee(香港)
Lee Ka-sing (香港)
Barbara Nessim (アメリカ)
Pascal Schmitt(フランス)
Andrea Zapp(ドイツ)
安斎利洋(日本)
中村理恵子(日本)

主催:日本テレコム株式会社/
協力:株式会社創旺
企画制作・監修:安斎利洋、中村理恵子
コーディネート/翻訳:柳沼結美


(C) Holly Lee,Toshihiro Anzai ,Lee Ka-sing ,Pascal Schmitt,Barbara Nessim, Andrea Zapp and Rieko Nakamura



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