rhizome: 鉛筆の芯

吉見百穴ホテル

案内の女子高校生の後について吉見百穴のひとつの穴に入る。どの穴から入っても内部の大きな空間につながるはずだが、穴はむしろどんどん細くなり、四つん這いになった女子高生を追ってどんどん奥に入っていく。岸辺から川に迫り出したホテルのベッドメイキング後の枕元に、プラスチックパイプに入った鉛筆の芯が置いてある。固めのチョコレートでできているので食べられる。並びの部屋のRはきっと気づかないから、捨てちゃだめだと伝えなくては。

(2016年10月10日)