rhizome: 増井俊之

ガラス回路

屑鉄広場が続く地区の片隅に古民家があり、増井さんが古いカンナや板金を切る道具などを集め、古い技術のカタログをつくろうとしている。Archaicさんが、ガラス管で作った流体素子の帽子を差し出し、被れと言う。これは何かと尋ねると、「何か」を補完する回路だと言う。僕は二階に取り付けたロボットアームで一階の半田ごてを操ろうとするが、どうしても精度が出ず、熱収縮チューブの入った缶をまるごと焦がしてしまう。

(2015年2月22日)