HTML

自分の講演が始まろうとしているのに、何も準備がない。しかし、僕は他のことに気をとられている。今演台で話をしている有馬氏が手元のコンピュータから僕のホームページをアクセスして、聴衆の凝視する大画面に出そうとしている。僕はその前に自分のページにアクセスして、「有馬め!」というでかい文字を挿入しようと思い付いてしまったのだ。画面いっぱいに文字を出すにはhtmlをどう書くべきか考えているうちに、彼の話はどんどん先に進むし、自分の番もまわってきそうだし、焦る。

(1996年11月27日)