プールから石切り場へ

東北本線のとある駅にたどり着くと、「打ち合わせのため」という理由で乗客全員が寂しいホームに降ろされる。小雨が降っているうえ、ホームは灰色のプールの中にあり、心の底までうすら寒い。バスに乗りかえ、石切り場の跡地らしき観光地へ到着する。あたり一面に広がる岩の削り跡が、意図せず描かれた壁画の群れになっていて、それを一つ残らず撮影したいと思うのだが、ぞろぞろと目の前を埋めるおばさんがたの頭がじゃまで、なかなか良いショットが撮れない。

(2006年9月19日)