フォーレの耳を鳴らす

パリ郊外のとある城壁に、壁をくりぬいて埋め込まれたフォーレの生家があり、彼の遺品などが陳列されている。目の高さの棚に、フォーレの耳から取り出した蝸牛状の内耳があり、触ることができる。まだ柔らかく、ヴァイオリンの弓で弾くと螺旋上の位置によってさまざまな周波数の音がする。

(2006年3月18日)